もう何年も前から、創作系電子書店パブーさんに、昔のコバルトに掲載された短編などを置いてます。
これは、読者さんサービスのためだったのですが、昨年末から電子書店パブーさんがkoboと連結するようになってから、売れ方が変わってきました。
以前は、電子書店の店頭で購入していたお客さんだけだったんですが、koboとの連結になってから、koboの購入者が増えて、今はほとんどkoboのお客さんだけです。
koboの店頭表示で、「値段の安い順」でソートすると、わたしの10円短編が、上位に入るからのようで…。おそらくお客様は、期限切れ前のクーポンなどがあった場合、なにか気になる本を買って、残り金額で、安いほうからソートしてランクに入ってる本を買っていると思われます。
要するに、お釣り銭購買ですね。
コンビニの店頭に置かれたチロルチョコや、ガムと同じです。
ただし、何年も放置してあるので、埃をかぶったミントガムみたいなもんですが…。
10円20円という本は、「安価すぎる」ということで、同業の方などによく怒られます。
しかし、わたしがこの価格にしましたのは理由があるわけでして、広告費用をかねてますから、効果があがっている以上、これは適正価格であったということです。
こんなふうに末端の動静がわかる、という利点もありますし。
それから、11月にでます新刊、予約ができるようになりました。
この本の企画が通ったこと自体、奇跡だと思ってます。
…本というものは、本を書く作業が5割、編集と校正が5割という商品です。
ということで、少しお高くなっておりますが、これが在庫がはけるぐらい売れてくれれば、ほかの止まっている原稿も世に出るかも知れません。。
何とぞよろしくお願いします。