2013年12月15日日曜日

少子化 その2「未婚」


未婚と少子化のつづき。


結婚するしないは、他人が口をはさむことじゃありません。(そもそも介入すると怒られる)
しかし、世の中には、明らかに恋愛下手の人たちがいるわけです。



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異性と友達にはなれるけど、いつまでたっても恋愛関係にはならない人とか、中には恋心を感じたことがないという人もいます。
こういう人たちも、かつては見合いというシステムに乗って家庭を持っていたわけです。
しかし、今は、恋愛という手続きが結婚前に必要になっております。
結婚紹介サービスでは、交際期間が必要とされて、交際の途中で、コミュニケーションスキルの低い人は振り落とされてしまうんですね。

わたしは独身時代に(当たり前ですが)、何度か見合いしたことがあるんですが、30年ほど前まで、見合いの場合、結婚までの交際期間は長くて3ヶ月、だいたい1ヶ月以内に結婚するかどうか決まっちゃうのが普通でした。はい。条件が釣り合ってて、顔をあわせて、お互いイヤでなければ、それでGOってことになってたんですよ。
何度も断りますと、「この人は好みがうるさい」ということで、縁談がこなくなります。(わたしは大伯母さんの紹介でお見合いをしたんですが、3回断ったらお話がこなくなりましたw)


お見合いおばさんがいなくなった、と新聞の記事で読んだのは、1990年代でした。
見合いをセッティングしても、女性が承諾しないため、紹介をやめてしまったのだそうです。

そのあたりの女性の変化については、10年前に書かれた小倉千加子氏の『結婚の条件』という本が非常に参考になります。
分析が的確すぎて身につまされます。すごいです、この本。(kindle版もあります)

「なぜ、日本の未婚男女の8割が結婚をのぞんでいるにもかかわらず結婚しないのか?」
(ちなみに8割というのは、総務省による出生動向基本調査の結果です。)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001027361&cycleCode=0&requestSender=search


おすすめしても読まない方も多いでしょうから、答えを書いてしまいますと、日本人の戦後50年における階層的上昇と、未婚化は関係があるということです。
日本人全体が貧しさから抜けだし、中流に上昇したのは1990年代、バブルの全盛期です。中流家庭では、子どもたちを習い事や塾に通わせて、大学へ進学させます。結果、子どもはみんな”お嬢様”、”お坊ちゃま”として育ってしまったんですね。当然、親は、娘に、苦労する結婚はするな、と教えます。
しかし、理想の結婚相手はそうたくさんはいません。結果として未婚になっているのです。


ここまで結婚・結婚と書いたんですが、未婚であることはなんの問題もないわけです。
それが社会問題として取り上げられるのは、国が困るからです。
単身者が増えると社会コストがかさむ。それだけなんですねえ。。

というのも、日本には、家族のほかにろくなセーフティ・ネットが用意されてないのです。実質生活保護だけです。
その生活保護も、以前は住所というハードルがありました。
住処を失った人が、賃貸に入るには保証人が必要で、保証人になってくれる身内や知りあいがいるような人ならそもそも路頭には迷いません…。

NPOの活動のおかげで、住所のない人でも保護を受けやすくなりましたけど、そうなったのは、かれらが、官庁街のど真ん前で、年越し派遣村というピケを張ったからです。あれを主催した人のクレージーなクレーバーさには、感心しました。
日本の官僚ってのは、実力行使に弱いんですよね。大声をだされたり取り囲まれると、すぐヘナヘナになります(@「薬害エイズ事件」)。


とにかく日本は高齢者福祉は手厚いのですが、教育投資は各家庭まかせ。
教育は、家庭に丸投げです。
奨学金は、住宅ローンと同程度の利率の教育ローンしかありません。
貧困家庭の子どもが大学にいくには、多額の教育ローンを背負わなければなりません。
教育格差を放置してるのは、じつは格差があったほうが現在、支配階層にいる人々に都合がよいからではないかと勘ぐりたくなりますが…。


ブロガーの人らは、よく長い文章を書けるな~と感心しつつ、またつづく。


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